会社案内

ご挨拶

岩手地熱株式会社は、2011年10月、岩手県八幡平市の松尾八幡平地域において地熱発電所建設を目的に、日本重化学工業株式会社、地熱エンジニアリング株式会社、JFEエンジニアリング株式会社の出資により設立されました。
その後、三井石油開発株式会社、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構の出資も仰ぎ、地熱蒸気井の掘削、地上配管設備の設置、発電所の建設を進め、2019年1月、松尾八幡平地熱発電所として営業運転を開始することができました。
会社設立から運転開始まで7年余の建設工事期間中には、地域の皆様、関係各所の皆様の多大なご支援、ご協力をいただきましたことをあらためまして深く感謝申し上げます。

発電所がある松尾八幡平地域は、岩手県から秋田県にまたがる観光道路アスピーテラインが通る自然豊かな観光名所です。
そのため発電所の建設にあたっては、敷地面積を最小限に留め、配管や建物も自然景観と調和するよう配置や形状、彩色にも配慮をいたしました。
また周囲の環境への影響がないことを大気、水質、振動などのモニタリング調査によって確認しております。このモニタリング調査は運転開始後も定期的に実施しており、環境の保全に努めております。

地熱発電は、温室効果ガスをほとんど排出しない非化石電源として、また天候や昼夜、季節を問わず安定供給可能な自然エネルギーとして、脱炭素社会実現に向けて今、特に注目されております。しかしながら地熱発電は、規模は比較的小さく、地熱資源の場所も限られておりますので、地域に根ざした発電所であるべきと考えます。

松尾八幡平地熱発電所も、地域の皆様に安心して使用いただける電力の供給と、熱水利用の検討も行い、地域に貢献できる発電所を目指してまいります。
今後も環境保全を最優先に関係法令を遵守し、地域の皆様が安心して使用できるエネルギー供給に努めてまいりますので、一層のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

岩手地熱株式会社
代表取締役社長 谷川 芳和

会社概要

社名 岩手地熱株式会社
設立 2011年10月
株主 ・日本重化学工業株式会社
・地熱エンジニアリング株式会社
・JFEエンジニアリング株式会社
・三井石油開発株式会社
・独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)
本社 〒028-7303
岩手県八幡平市柏台一丁目22番地

発電所の場所

こちらの案内図(PDF形式)も併せてご覧ください。

沿革

平成18(2006)~20(2008)、22(2010)年度 国立研究開発法人 新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)地熱開発促進調査
平成23(2011)年10月 岩手地熱株式会社を設立
平成24(2012)年度~ (JOGMEC助成金制度を利用)
平成24(2012)年度 MH-1号井掘削ターゲット選定
平成25(2013)年度 MH-1号井掘削・仮噴気試験、環境モニタリング
平成26(2014)年度 MH-2号井掘削、仮噴気試験、環境モニタリング
平成27(2015)年度 (JOGMEC出資制度を利用)
MH-3/MHR-1・2掘削・総合噴気試験、環境モニタリング
平成28(2016)年度 地上設備土木工事、環境モニタリング
平成29(2017)年度 (JOGMEC債務保証制度を利用)
地上設備土木・建築工事、MH-4掘削・仮噴気試験、環境モニタリング
平成30(2018)年度 地上設備建築工事、MH-2/3/4一斉噴気試験、発電所試運転
平成31(2019)年1月 営業運転開始、環境モニタリング

電力の地産地消

弊社が地熱エネルギーで発電した電気は、特定卸事業者として承認したアーバンエナジー様が下表に示す地元需要家様へ供給しており、電力の地産地消を実現しております。

(2021年6月末現在)

需要場所名 需要家名称
1 八幡平市総合運動公園 八幡平市体育協会
2 松尾総合運動公園
3 安代地区体育館
4 田山グラウンド
5 道の駅にしね・生産物直売所 八幡平市産業振興課
6 八幡平温泉館 森乃湯
7 綿帽子温泉館 あずみの湯
8 なかやま荘
9 岩手エッグデリカ 株式会社岩手エッグデリカ
10 株式会社住宅工業 岩手工場 株式会社住宅工業
11 ザマ・ジャパン ザマ・ジャパン株式会社
12 田山スキー場 八幡平市
13 いわて生活協同組合 コープ高松 いわて生活協同組合
14 いわて生活協同組合 ベルフ仙北
15 いわて生活協同組合 ベルフ山岸
16 いわて生活協同組合 ベルフ牧野林
17 暁ブルワリー 八幡平ファクトリー 株式会社太極舎
18 地熱エンジニアリング株式会社盛岡営業所 地熱エンジニアリング株式会社
19 八幡平マウンテンホテル 東北リゾートサービス株式会社
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